手足がふるえる

手や足、頭などが自分の意思とは関係なく細かく揺れる状態を「ふるえ(振戦)」といいます。

ふるえは大きく2つに分けられます

ふるえは大きく2つに分けられます

なにもしていないときに出るふるえです。代表的な原因として「パーキンソン病」があります。

・左と右で差があることが多い
・なにもしていないときに出ることが多い
・手を前に出すなどの姿勢をとると、ふるえはいったん軽くなりますが、同じ姿勢をとり続けるうちに再び強くなることがあります。
これを「再出現性振戦(さいしゅつげんせいしんせん)」といいます。

患者さんのご協力により、実際のふるえの様子を動画でご覧いただけます。

パーキンソン病患者さんのふるえ

動作時振戦はさらに

同じ姿勢をとり続けたときに出るふるえ

(例)

  • 本態性振戦
  • 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)
  • 薬の副作用など

体を動かすときに出るふるえ 

(例)

  • 本態性振戦
  • 小脳や中脳といった脳の病気

代表的な動作時振戦
本態性振戦(ほんたいせいしんせん)
最も多いタイプのふるえです。
同じ姿勢をとったとき、手を使うとき(コップを持つ、字を書く)にふるえます。
緊張や疲れで強くなることがあります。

患者さんのご協力により、実際のふるえの様子を動画でご覧いただけます。

本態性振戦患者さんのふるえ

その他

特殊な震えに「ミオクローヌス」などがあります。
ピクッとした一瞬の動きです。けいれんと間違われることがあります。

患者さんのご協力により、実際のふるえの様子を動画でご覧いただけます。

ミオクローヌスが出現した患者さんの動画

このようなふるえは受診を検討してください

  • ふるえが徐々に強くなっている
  • 日常生活(食事・字を書くなど)に支障が出ている
  • 片側だけに強いふるえがある
  • 動きにくさや歩きにくさを伴う

当院では

  • 神経学的診察
  • 必要に応じて頭部CT検査や血液検査を行いふるえの原因を調べます。


ふるえの原因によっては、お薬などによる治療をご提案ができる場合があります。
ふるえの新しい治療法としてMRガイド下集束超音波治療(FUS)が2019年に保険適用となりました。
MRI画像を用いて、神経活動が異常な脳の一部を超音波で破壊することにより症状を改善する治療法です。
本態性振戦、一部のパーキンソン病に保険適用があります。
MRガイド下集束超音波治療(FUS)が適応となる場合には、実施可能な施設へ紹介させていただくことが可能です。

本ページに掲載している動画は、患者さんご本人から十分な説明を行った上で、掲載の同
意をいただいております。
個人が特定されないよう十分に配慮したうえで公開しております。